安全・安心への取組み Safety Activity
教えて!管理隊。

タイヤがバーストしたら

もしも、高速道路上でタイヤが
バーストしたら
多くのお客さまにとって高速道路上で事故や故障のトラブルに巻き込まれ、交通管理隊に直接対応される機会は少なく、もちろん、無いに越したことはありません。
しかし、高速道路を利用するどなたにも起こりえることであり、いざという時、パニックにならないよう、
実際にどんな会話や対応が行われているか、「タイヤバースト」を例に確認しておきましょう!
※あくまで対応例です。現場の状況等により対応は異なります。

タイヤがバーストしたら
〈対応編〉

バーストとは、タイヤが外傷や経年劣化などによって破裂すること。走行中に発生すると、ハンドルを取られるなどして事故につながる危険性があります。
同乗者と二人で高速道路を移動中、 タイヤがバーストし、路肩に停止。
ドライバーが外に出て右前タイヤのパンクを確認し、その後、
二人で外に出てどうしようか迷っていたところ、
交通管理隊のパトロールカーが後方から接近。
パトロールカーが故障車の後方約50mの路肩に停止、
安全確保してドライバーの元へ向かう。
高速道路上に出るのは危険です。
安全のため速やかにガードレールの外側に避難してください。
管理隊
故障や事故の際、道路上に出るのは危険です。
安全のため速やかにガードレールの外側に避難してください。
管理隊
どうなさいましたか。
お客さま
右前のタイヤがパンクしてしまいました。
管理隊
安全確保のためお二人ともセーフティーベストを着てください
パトロール東京ではトラブル時のお客さまの安全を確保するため、遠くからも存在が目立つように蛍光の黄色いベストをお貸ししています。
管理隊
ご自分でタイヤ交換しますか、
それともレッカー会社を呼びますか。

お客さま自身で
タイヤ交換の場合

管理隊
後方の安全確保をしますので通行車両に注意して作業をお願いします。
路肩内で十分に作業スペースがとれそうにないので、走行規制を実施。
お客さま自身でタイヤ交換実施。
お客さま
タイヤ交換が終わりました。
管理隊
応急用のタイヤなので速度はそんなに出せません。
できるだけ早く近くのガソリンスタンドなどで空気圧のチェックやタイヤ交換を行ってください。
管理隊
今回は私たちがすぐ発見できましたが、高速道路でのトラブルの際の連絡先「#9910」や注意事項を記載したアンケート用紙をお渡ししますので、参考にしてください。
用紙には、注意事項などの他にアンケートがついていて、私たちの対応についてのご感想やご意見をお送りいただけます。
管理隊
本線に戻るまで待っていますので、路肩を十分加速してから本線に戻ってください。
セーフティーベストを回収し、お客さまが安全に本線に戻るのを確認し、走行規制を解除、パトロールに戻る。

レッカー会社にタイヤ交換を
依頼する場合

お客さま
自分では無理なのでレッカー会社に頼みたいです。
管理隊
会員になっている会社とか、任意保険でレッカーサービスを受けられるようになっているかわかりますか。
お客さま
詳しいことはわからないけど、任意保険会社の連絡先は車検証と同じケースに入れていたと思うので確認します。
入っていればレッカーを依頼します。
いざというときのために、ご自分の車の任意保険の内容を時々確認しておくことをお勧めします。また、道路緊急ダイヤル「#9910」もここにメモを入れておくと、安心です。
管理隊
保険会社に連絡する際、今いる場所を聞かれます。
「○○道、上り○○.○Kp(または○○インターと○○インターの間)」と伝えてください。
レッカー会社が決まったら会社名とどれくらいの時間で到着するかも聞いてください。
お客さま
わかりました。(保険会社に電話確認)
お客さま
ロードサービス入ってました。〇〇レッカーで1時間位かかるそうです。
管理隊
到着まで時間があるので追突されないよう三角停止表示板を設置して、そのままガードレールの外側に避難していてください。
管理隊
私たちはパトロールがありますので、レッカー到着まで何かお困りのことがあれば「#9910」に連絡してください。再度対応させていただきます。(注意事項を記載したアンケート用紙配布)
管理隊
レッカー会社の作業が終わりここを離れる際は「#9910」に連絡をお願いします。
また、セーフティーベストはカラーコーンを置いておきますのでその中に入れておいてください。他に困ったことや質問はありますか。
お客さま
今のところありません。
現場の隊員から無線で管制室に状況を報告し、道路上の情報板に「故障車あり」などの注意喚起を行っております。路肩から移動後は情報板などを更新する必要があるため「#9910」への報告にご協力ください。
三角停止表示板の設置を確認し、パトロールに戻る。

CHECK!

故障などで停止した時は、二次事故を予防するために、ハザードランプを点灯し、安全を確保したうえで、自分で車の後方に発炎筒と三角停止表示板の設置を行う必要があります。
そして高速道路での事故やトラブルは、設置された非常電話や110番、道路緊急ダイヤル#9910で連絡しましょう。
三角停止表示板の設置は道路交通法で義務づけられています。発炎筒と違って車購入時に標準装備されていませんので、車用品店などで購入して必ず車載してください。発炎筒は5分程度しか持ちません。
交通管理隊は一日の中で定められた時間・ルートを定期的にパトロールを行い、高速道路の安全を守っています。
必要な安全確保が完了した後は、速やかにパトロールに戻り、落下物や他の故障車などの発見・対応にあたりますので、ご理解をお願いいたします。